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「三輪素麺は、１２００年に及ぶ三輪本来の伝統技法を受け継ぎ、寒冷清冽な気象の下３６時間の手作業を経てつくりあげ食感を増す為独特の素麺蔵で熟成させました」
手延べそうめんは、十一月から三月にかけて
寒気に二日間の工程を経て作られ、その後、
素麺蔵に収め保存されます。
これは素麺が高温多湿の梅雨期を越すことで、
コシや風味が高まる効果を利用したもので
『厄をこす』といいます。
「厄」済の素麺は茹でても「コシ」が強く、
茹でのびしにくい麺に変化するのです。
素麺の「古物(ひねもの)」とは、
二年物の素麺の意味で、
二回梅雨を越していることを示します。
味を大切にした当店の製品は、
二年越の古物(ひねもの)のみを取り扱っております。
